3Kではない職場環境を突き詰めるとHoteKanに辿り着きました
湯元舘について教えてください
1929年1月、客室数6室でおごと温泉初の旅館として営業開始。
1999年10月、増改築を繰り返し、客室数75室、収用人員409名まで増築。
2012年3月、「八坂ゆとね」7室を京都で開業。
2013年4月、「京YUNOHANA RESORT 翠泉」13室を京都の亀岡に開業。
2016年12月、「室町ゆとね」7室を京都で開業。
2020年6月、「びわ湖松の浦別邸」を開業。
2021年12月、「京YUNOHANA RESORT 翠泉」を全室温泉露天風呂付客室に改装。
2022年7月、増改築した棟をドッグヴィラ「別邸あかい」として改装。
湯元舘自体は、温泉露天風呂付の「はなれ葭蘆葦」が10室、琵琶湖が望める「月心亭」が11室、「琴音」が11室、「セミスイート」が3室、本館客室が12室、西館客室が17室、ドッグヴィラ「別邸あかい」6室などを含め、計71室からなります。湯元舘で働く社員数は、147名になります。
会社グループとして創業100年を目指し、社是「忘己利他」を根本とした我々の企業風土を広げ、発展し、社会的な存在意義を高めていくことで、関わる全ての人々の幸せと、旅館業そして社会に寄与していきたいと考えています。
湯元舘 取締役 業務部長 兼 経営企画室長 上田 文雄 様
湯元舘 フロント課長補佐 兼 経営企画室 三浦 魁斗 様
湯元舘のこだわりを教えてください
もう一つのこだわりとして、「季節の会席料理」があります。
緑と水の豊かな近江の旬の味覚を季節ごとに堪能できます。
日本三大和牛と称される「近江牛」「松阪牛」「神戸牛」の中でも
近江牛は肉質がきめ細やかで脂が甘くとろけるほどおいしいと大変高い評価が付いています。
近江牛は滋賀県の豊かな自然に囲まれながら、琵琶湖水系の水を飲んで育ちます。
この「近江牛」をベースとした各季節の旬の料理が湯元舘の看板商品となっています。
春は筍。夏は鱧。秋は松茸。冬は蟹。
近江牛にプラスして、地元の名産として「近江鴨」も非常に美味しいです。
その他、「近江蕪」「日野菜」「近江米」などこだわりの地元名産の食材を使用しております。
湯元舘のこだわりや特徴として、1つは「温泉」。もう一つは「季節の会席料理」があります。
湯元舘には、館内に「4ヵ所」の温泉があり、外に出ずして、下記のそれぞれ趣の異なる温泉の湯めぐりができます。
①眺望大浴場「湖望の湯」: 琵琶湖を眺めながらの開放感溢れる温泉は別世界です。夕暮れになるとライトアップで琵琶湖が碧く綺麗です。
②露天「湯幻逍遥」: 豊かな自然に囲まれて広々とした露天風呂、寝湯やミストサウナまで童心にかえって巡る湯めぐりがお愉しみいただけます。
③露天「月心の湯」: 最上階にある絶景の露天風呂です。美しい四季の移ろいを五感で感じていただける露天風呂です。
④貸切露天風呂「木の香」「石の音」: 静寂の時間が約束される、贅沢なひとときをお愉しみいただけます。
更に、全客室の内、4割の客室で温泉露天風呂がお部屋についています。
館内のみで、これだけ多様な湯めぐりが出来るのは他ではないと思います。
主に、関西方面からのご家族連れや個人のお客様に多くご利用頂いております。
関西の方は、京都に泊まることは少なく、週末や休日にお出かけして宿泊するとなると滋賀まで出てこられることが多いです。
ご家族連れですと、客室に露天風呂もある為、安心してご利用頂けます。
また、最近オープンした「ドッグヴィラ別邸あかい」ではペットを連れてお泊りも頂けます。
場所柄、琵琶湖も近く自然も豊富なため、シーズン毎に様々なご利用でお越し頂けます。
例えば、春ですと琵琶湖沿いに桜が綺麗に咲きまして、「海津大崎の桜」は湖畔に4kmも桜が続きます。
夏は、湖北方面で琵琶湖で水遊びできます。海と異なり、塩でベタベタする事もなく、湖北であれば非常に綺麗な水で安全です。
秋になると、紅葉シーズンとなり、当ホテルの稼働も非常に高くなります。
冬は、近くに「びわ湖バレイ スキー場」があり、スキーやスノーボードなどウィンタースポーツを楽しんだ後、温泉に来られる方も大勢いらっしゃいます。
その為、旅館特有の季節による稼働変動は比較的に少なくなっています。
多少シーズンによって稼働が落ちる時期も、中国の春節などによってインバウンドでのご利用も多く入り、常時安定的にお客様にご利用頂いております。
苦労している点としては、3点ございます。
それぞれ、「お客様への対応」「内部の労務管理」「施設・設備の管理」です。
まず、「お客様への対応」としては、時代と共にニーズが常に変化していきます。
会社の宴会など団体温泉旅行の時代から現在では個人や家族でのご利用に変わり、更に家族の範囲がペットも含む形になってきました。
予約の方法も電話から、PC、スマートフォンへと移行し、アンケート用紙も紙からデジタルに変わってきました。
こうした変化に常に対応していくことが大変です。
次に、「内部の労務管理」です。
少子高齢化の時代となり、スタッフを採用するのも非常に困難になってきました。
また、旅館ならではの変則的な労働時間(朝出勤して、昼過ぎに中抜けして家に帰り、そして夕方再度出勤する)も働きやすい環境とは言えず、まだまだ改善の余地があると思っています。
「どうやったら、3Kじゃない職場環境をつくることが出来るか」
現在の会長がずっと考えてきた事で、その精神が今の社員にも浸透しています。
その精神の下、現場で働いていると、もっと異なるやり方で生産性を高くして、働きやすい環境に出来るのではないかと色々なツールや方法を試していく事になりました。
例えば、宴会会場もこれまで入口に段差があったものを、段差をなくすことで料理の出し入れの効率を高め、生産性を上げました。
その他に、各部署に必要な情報が伝わる「調理場のモニターボード」や「インカムの装備」、「自動料理搬送システム」、客室の清掃状況が一目で分かる「インジケーター」、予約係の「ハンズフリーヘッドセット」などです。
また、今回の「HoteKan」も、修繕情報を如何に効率よく共有するかを検討していた中での採用となります。
3つ目が、「施設・設備の管理」です。
宿泊施設で一番重要なのは、やはり設備投資です。金額も大きく、経営に直結します。
それでも、宿泊施設として高品質を保ち続ける必要があり、この点が一番大変です。
【HoteKan設備】
11:00~
お客様がチェックアウトされた後、清掃スタッフが客室に入り、客室内の設備異常を発見し、写真を撮影、HoteKanに入力する。
11:30~
保全スタッフが現場に駆けつけて、直ぐに修繕できるものはその場で行う。
外部業者さんに依頼が必要な場合は、HoteKanのインシデントのチャットで管理者に共有し、依頼をする。
修繕完了後、HoteKanに解決内容を入力し、「未解決」から「解決済」にインシデントを変更する。
14:00~
修繕完了後、社員全員が進捗の確認を行い、客室の売止解除、お客様への対応を行う。
湯元舘
フロント課長補佐 兼 経営企画室 三浦 魁斗 様
2017年に新卒として湯元舘に入社。
現在は、フロント課長補佐 兼 経営企画室の役職を持ちながら、「ドッグヴィラ別邸あかい」の副支配人として接客から客室清掃まで行う。経営企画室として、業務改善につながるIT導入に力を入れている。
どういったお客様がご宿泊されますか?
運営で苦労されている点は?
HoteKanを採用いただいた背景は?
もともと、先程ご紹介した「どうやったら、3Kじゃない職場じゃない環境に出来るか」を常に考えている中で、設備の修繕関係の共有やデータ管理をどうしようかと悩んでおりました。
館内保全の分野において、全て「紙」ベースで管理をしていました。
紙によって、共有が滞ることも多く、手間の削減や作業効率を向上できないか検討していました。
実は、このDX化について、具体的にシステム会社に委託して自社用に開発をお願いしようとしていました。
コストを抑えて最小限の機能として開発しても、300万円以上はかかってしまう見積で、どうしようか悩んでいました。
するとたまたま、生産性向上の目的で旬刊旅行新聞主催のセミナーに参加したところ、苅谷社長が登壇して話しているのを見て、紹介されている「HoteKan」が正に作ろうとしていたプロダクトと全く一緒で驚きました。
しかも、初期費用ゼロ円で月額3万円で済む。
更に、IT導入補助金も使えて半額になると知って、まさに「渡りに船」でした。
自社で開発すれば初期の開発費用だけでなく、その後のメンテナンス費用も必要となり、更に機能追加をしようと思えば、更に費用はかさみます。
HoteKanによる効果はありますか?
3者の立場で利点を感じています。
まず、「報告者」にとっての利点です。
これまで破損個所を見つけた際、報告するスタッフは紙に破損状況を記載しなければいけませんでした。
文字だけで表現する為、破損状況やスタッフによっては上手く表現することができず、苦労しているようでした。
それが、動画や画像でより正確に情報が伝わる上に、紙で書いて、更に共有BOXに置きに行く手間がなくなりました。
また、紙や口頭によるコミュニケーションの場合、伝える相手の気分や調子などで上手く伝えにくかったりという問題も発生しがちですが、その辺りの報告する側の負担が非常に楽になったと思います。
次に、「管理者」にとっての利点です。
これまで、管理者が報告者から上がった修繕要請の紙書類を確認して、保全スタッフに指示を出していました。
情報の仲介および決済判断をする形です。
これも管理者が不在の時は機能しにくく、HoteKanによって報告者と保全スタッフを仲介する必要がなくなり、時間ロスが大幅に減りました。
また、修繕データ(未解決、解決済)が一覧化されることで見える化し、やり残しが無くなりました。
更に、定量的な観点で言うと、それぞれの修繕案件が「発生」から「解決」までどれくらい時間とコストがかかったかが一目で確認できるのは有難いです。
また業者さんへの発注や修繕日時が記録されている為、見直す時も参考になります。
3人目が、「保全スタッフ」にとっての利点です。
これまで、紙書類を見て、「どこで」「いつ」「何が」起きているかを理解するのに非常に苦労していましたが、HoteKanによって、タイムリーに「どこで」「いつ」「何が」「どのような状態」かが直ぐに分かるようになりました。
これによって、現場に駆け付ける時、事前に何を持っていけば良いか、何を確認すれば良いかが明確となり、修繕対応が早くなりました。
後は、先程もお話したように、自社で開発する必要がなくなった事で「300万円」は確実にコスト削減できました(笑)
実際にHoteKanをどのように使われていますか?
HoteKanは社員全員が使えるようにしています。
報告するスタッフ、管理者、保全スタッフ、それぞれが確認できるようになっています。
スマホ、タブレットを使って報告・入力し、フロントにHoteKan専用のパソコンを立ち上げて誰でもいつでも見えるようにしています。
今回インタビューさせて頂いた方
3Kではない職場環境を
突き詰めるとHoteKanに辿り着きました
湯元舘について教えてください
1929年1月、客室数6室でおごと温泉初の旅館として営業開始。
1999年10月、増改築を繰り返し、客室数75室、収用人員409名まで増築。2012年3月、「八坂ゆとね」7室を京都で開業。
2013年4月、「京YUNOHANA RESORT 翠泉」13室を京都の亀岡に開業。2016年12月、「室町ゆとね」7室を京都で開業。2020年6月、「びわ湖松の浦別邸」を開業。
2021年12月、「京YUNOHANA RESORT 翠泉」を全室温泉露天風呂付客室に改装。
2022年7月、増改築した棟を「ドッグヴィラ別邸あかい」として改装。
湯元舘自体は、温泉露天風呂付の「はなれ葭蘆葦」が10室、琵琶湖が望める「月心亭」が11室、「琴音」が11室、「セミスイート」が3室、本館客室が12室、西館客室が17室、ドッグヴィラ「別邸あかい」6室などを含め、計71室からなります。湯元舘で働く社員数は、147名になります。
会社グループとして創業100年を目指し、社是「忘己利他」を根本とした我々の企業風土を広げ、発展し、社会的な存在意義を高めていくことで、関わる全ての人々の幸せと、旅館業そして社会に寄与していきたいと考えています。
湯元舘 取締役 業務部長 兼 経営企画室長
上田 文雄 様
湯元舘 フロント課長補佐 兼 経営企画室
三浦 魁斗 様
湯元舘のこだわりを教えてください
湯元舘のこだわりや特徴として、1つは「温泉」。もう一つは「季節の会席料理」があります。
湯元舘には、館内に「4ヵ所」の温泉があり、外に出ずして、下記のそれぞれ趣の異なる温泉の湯めぐりができます。
①眺望大浴場「湖望の湯」: 琵琶湖を眺めながらの開放感溢れる温泉は別世界です。夕暮れになるとライトアップで琵琶湖が碧く綺麗です。
②露天「湯幻逍遥」: 豊かな自然に囲まれて広々とした露天風呂、寝湯やミストサウナまで童心にかえって巡る湯めぐりがお愉しみいただけます。
③露天「月心の湯」: 最上階にある絶景の露天風呂です。美しい四季の移ろいを五感で感じていただける露天風呂です。
④貸切露天風呂「木の香」「石の音」: 静寂の時間が約束される、贅沢なひとときをお愉しみいただけます。
更に、全客室の内、4割の客室で温泉露天風呂がお部屋についています。
館内のみで、これだけ多様な湯めぐりが出来るのは他ではないと思います。
主に、関西方面からのご家族連れや個人のお客様に多くご利用頂いております。
関西の方は、京都に泊まることは少なく、週末や休日にお出かけして宿泊するとなると滋賀まで出てこられることが多いです。
ご家族連れですと、客室に露天風呂もある為、安心してご利用頂けます。
また、最近オープンした「ドッグヴィラ別邸あかい」ではペットを連れてお泊りも頂けます。
場所柄、琵琶湖も近く自然も豊富なため、シーズン毎に様々なご利用でお越し頂けます。
例えば、春ですと琵琶湖沿いに桜が綺麗に咲きまして、「海津大崎の桜」は湖畔に4kmも桜が続きます。
夏は、湖北方面で琵琶湖で水遊びできます。海と異なり、塩でベタベタする事もなく、湖北であれば非常に綺麗な水で安全です。
秋になると、紅葉シーズンとなり、当ホテルの稼働も非常に高くなります。
冬は、近くに「びわ湖バレイ スキー場」があり、スキーやスノーボードなどウィンタースポーツを楽しんだ後、温泉に来られる方も大勢いらっしゃいます。
その為、旅館特有の季節による稼働変動は比較的に少なくなっています。
多少シーズンによって稼働が落ちる時期も、中国の春節などによってインバウンドでのご利用も多く入り、常時安定的にお客様にご利用頂いております。
どういったお客様がご宿泊されますか?
もう一つのこだわりとして、「季節の会席料理」があります。
緑と水の豊かな近江の旬の味覚を季節ごとに堪能できます。
日本三大和牛と称される「近江牛」「松阪牛」「神戸牛」の中でも
近江牛は肉質がきめ細やかで脂が甘くとろけるほどおいしいと大変高い評価が付いています。
近江牛は滋賀県の豊かな自然に囲まれながら、琵琶湖水系の水を飲んで育ちます。
この「近江牛」をベースとした各季節の旬の料理が湯元舘の看板商品となっています。
春は筍。夏は鱧。秋は松茸。冬は蟹。
近江牛にプラスして、地元の名産として「近江鴨」も非常に美味しいです。
その他、「近江蕪」「日野菜」「近江米」などこだわりの地元名産の食材を使用しております。
運営で苦労されている点は?
苦労している点としては、3点ございます。
それぞれ、「お客様への対応」「内部の労務管理」「施設・設備の管理」です。
まず、「お客様への対応」としては、時代と共にニーズが常に変化していきます。
会社の宴会など団体温泉旅行の時代から現在では個人や家族でのご利用に変わり、更に家族の範囲がペットも含む形になってきました。
予約の方法も電話から、PC、スマートフォンへと移行し、アンケート用紙も紙からデジタルに変わってきました。
こうした変化に常に対応していくことが大変です。
次に、「内部の労務管理」です。
少子高齢化の時代となり、スタッフを採用するのも非常に困難になってきました。
また、旅館ならではの変則的な労働時間(朝出勤して、昼過ぎに中抜けして家に帰り、そして夕方再度出勤する)も働きやすい環境とは言えず、まだまだ改善の余地があると思っています。
「どうやったら、3Kじゃない職場環境をつくることが出来るか」
現在の会長がずっと考えてきた事で、その精神が今の社員にも浸透しています。
その精神の下、現場で働いていると、もっと異なるやり方で生産性を高くして、働きやすい環境に出来るのではないかと色々なツールや方法を試していく事になりました。
例えば、宴会会場もこれまで入口に段差があったものを、段差をなくすことで料理の出し入れの効率を高め、生産性を上げました。
その他に、各部署に必要な情報が伝わる「調理場のモニターボード」や「インカムの装備」、「自動料理搬送システム」、客室の清掃状況が一目で分かる「インジケーター」、予約係の「ハンズフリーヘッドセット」などです。
また、今回の「HoteKan」も、修繕情報を如何に効率よく共有するかを検討していた中での採用となります。
3つ目が、「施設・設備の管理」です。
宿泊施設で一番重要なのは、やはり設備投資です。金額も大きく、経営に直結します。
それでも、宿泊施設として高品質を保ち続ける必要があり、この点が一番大変です。
湯元舘 フロント課長補佐 兼 経営企画室
三浦 魁斗 様
2017年に新卒として湯元舘に入社。現在は、フロント課長補佐 兼 経営企画室の役職を持ちながら、「ドッグヴィラ別邸あかい」の副支配人として接客から客室清掃まで行う。経営企画室として、業務改善につながるIT導入に力を入れている。
今回インタビューさせて頂いた方
HoteKanを採用いただいた背景は?
もともと、先程ご紹介した「どうやったら、3Kじゃない職場じゃない環境に出来るか」を常に考えている中で、設備の修繕関係の共有やデータ管理をどうしようかと悩んでおりました。
館内保全の分野において、全て「紙」ベースで管理をしていました。
紙によって、共有が滞ることも多く、手間の削減や作業効率を向上できないか検討していました。
実は、このDX化について、具体的にシステム会社に委託して自社用に開発をお願いしようとしていました。
コストを抑えて最小限の機能として開発しても、300万円以上はかかってしまう見積で、どうしようか悩んでいました。
するとたまたま、生産性向上の目的で旬刊旅行新聞主催のセミナーに参加したところ、苅谷社長が登壇して話しているのを見て、紹介されている「HoteKan」が正に作ろうとしていたプロダクトと全く一緒で驚きました。
しかも、初期費用ゼロ円で月額3万円で済む。
更に、IT導入補助金も使えて半額になると知って、まさに「渡りに船」でした。
自社で開発すれば初期の開発費用だけでなく、その後のメンテナンス費用も必要となり、更に機能追加をしようと思えば、更に費用はかさみます。
HoteKanによる効果はありますか?
3者の立場で利点を感じています。
まず、「報告者」にとっての利点です。
これまで破損個所を見つけた際、報告するスタッフは紙に破損状況を記載しなければいけませんでした。
文字だけで表現する為、破損状況やスタッフによっては上手く表現することができず、苦労しているようでした。
それが、動画や画像でより正確に情報が伝わる上に、紙で書いて、更に共有BOXに置きに行く手間がなくなりました。
また、紙や口頭によるコミュニケーションの場合、伝える相手の気分や調子などで上手く伝えにくかったりという問題も発生しがちですが、その辺りの報告する側の負担が非常に楽になったと思います。
次に、「管理者」にとっての利点です。
これまで、管理者が報告者から上がった修繕要請の紙書類を確認して、保全スタッフに指示を出していました。
情報の仲介および決済判断をする形です。
これも管理者が不在の時は機能しにくく、HoteKanによって報告者と保全スタッフを仲介する必要がなくなり、時間ロスが大幅に減りました。
また、修繕データ(未解決、解決済)が一覧化されることで見える化し、やり残しが無くなりました。
更に、定量的な観点で言うと、それぞれの修繕案件が「発生」から「解決」までどれくらい時間とコストがかかったかが一目で確認できるのは有難いです。
また業者さんへの発注や修繕日時が記録されている為、見直す時も参考になります。
3人目が、「保全スタッフ」にとっての利点です。
これまで、紙書類を見て、「どこで」「いつ」「何が」起きているかを理解するのに非常に苦労していましたが、HoteKanによって、タイムリーに「どこで」「いつ」「何が」「どのような状態」かが直ぐに分かるようになりました。
これによって、現場に駆け付ける時、事前に何を持っていけば良いか、何を確認すれば良いかが明確となり、修繕対応が早くなりました。
後は、先程もお話したように、自社で開発する必要がなくなった事で「300万円」は確実にコスト削減できました(笑)
実際にHoteKanをどのように使われていますか?
HoteKanは社員全員が使えるようにしています。報告するスタッフ、管理者、保全スタッフ、それぞれが確認できるようになっています。
スマホ、タブレットを使って報告・入力し、フロントにHoteKan専用のパソコンを立ち上げて誰でもいつでも見えるようにしています。
【HoteKan設備】
11:00~
お客様がチェックアウトされた後、清掃スタッフが客室に入り、客室内の設備異常を発見し、写真を撮影、HoteKanに入力する。
11:30~
保全スタッフが現場に駆けつけて、直ぐに修繕できるものはその場で行う。
外部業者さんに依頼が必要な場合は、HoteKanのインシデントのチャットで管理者に共有し、依頼をする。
修繕完了後、HoteKanに解決内容を入力し、「未解決」から「解決済」にインシデントを変更する。
14:00~
修繕完了後、社員全員が進捗の確認を行い、客室の売止解除、お客様への対応を行う。