約140万坪のリゾートシティの施設全体を見える化できる
南西楽園リゾート 取締役 白井 勝 様
シギラセブンマイルズリゾートについて教えてください
今から約40年前は、宮古島は鋭く尖った岩盤がむき出しの岩場や原生林が広がっていました。
そこから土地を開墾し、植物の種や苗木を植え、そこに住む方々との理解を深めながら、自然の形を生かしたリゾートを開発・成長させてきました。世界各地に大規模なリゾートやテーマパークがありますが、私たちはそのようなテーマパークにするつもりはありません。
私たちのリゾートは、美しい花や樹木があり、そこに小鳥や昆虫が集う「自然と共存・共生するリゾート」です。
訪れたお客さまの五感に訴えかけることに注力し、さらにお客様の人生を彩るための必要なアクティビティや音楽、芸術、美容、健康といった多彩なステージでお客さまをおもてなしする、今までにない新しいかたちのリゾートを目指しています。
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海に向けて緩やかに傾斜する大地に広がるシギラセブンマイルズリゾート。
どの場所からも、碧く澄んだ海を眺めることができます。
約140万坪の自然に囲まれた、スケールの大きな休日を楽しむことができます。
専任のバトラーによるオールインクルーシブのラグジュアリーステイから、家族や友人と気ままに過ごせるカジュアルステイまで、壮大な敷地には、旅の目的に合わせた8つのホテルがゆったりと配置されています。
またプライベート感のあるヴィラや、長期滞在向けのレジデンシャルタイプなど、 リラックスして過ごせる多様な客室タイプをそろえています。
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シギラセブンマイルズリゾートのこだわりを教えてください
8つのセグメントの異なるホテルや30店舗以上の飲食店、黄金温泉、マリンアクティビティ、オールディーズライブ&ダイニング、お土産店舗、分譲別荘施設など端から端まで11kmの面積140万坪の広大な「リゾートシティ」がシギラセブンマイルズリゾートの圧倒的な特徴です。
今から40年前に南西楽園リゾートの創業者である髙橋洋二社長が、仕事の忙しさがピークだった時、沖縄本島や久米島、そして宮古島にリラックスできる場所を探していました。
その中で宮古島の上野村を見つけました。上野村では、原生林でしたが南に向かって良いリーフが広がっている場所がありました。そこで、当時砂浜もないガタガタの土地でしたが、一度シギラ(上野村)に住んでみようとなりました。1年経ち、周囲の方々からこのエリアでリゾート施設を作ってほしいという要望を受け、開発を始めました。その際、やるのであれば宮古島で長い歴史をかけて進化し続けるリゾートシティを創り上げていこうとなったのです。
通常は大手不動産ディベロッパーによる開発のように、不動産(箱)を建て、中に入るテナントに関しては様々な事業者の方に入ってもらって、全体のまちづくりを行うことが多いですが、南西楽園リゾートでは全て単独1社で不動産開発からホテル・店舗運営まで行っています。 1社で創り上げることで、看板や外観なども統一性を持たせることができています。
美しい花々に囲まれた非日常性の演出空間、いわば天国のような南西楽園リゾートはまさに「サクラダファミリア」のように、長い年月をかけてそのリゾートシティを積み上げていっています。(40年経ちましたが、まだ最終ゴールの半分も到達していません。)開発項目だけで、現在も100項目以上あり、10年前から継続して造成しているエリアもありますし、企画から直ぐに着工して完成しているもの等、様々な案件が同時に複数動いています。
今後の開発予定として、東京サマーランドさんのようなアミューズメントプールや電車を走らせる計画、道の駅、コンサートホール、東京ビッグサイトのような大型の展示場、更にはカジノ、美術館、ブランドショップなども計画に上がっています。リタイア後のアクティブシニアの方が健康で元気に過ごせる場所としての開発も進めています。
こうした特徴のため、単体の旅館やホテル運営とは大きく異なる発想・立ち位置になっています。
日本では参考にするベンチマーク対象がおらず、ゼロベースでのオリジナルの進め方をしています。
リゾートシティとしてのそれぞれのこだわりはいくつもございます。
1つ目は、「東西11kmの広大な自然と碧く澄んだ海」です。
海辺に立てば、はるか遠くの岬さえも当リゾートの一部であることが分かります。

2つ目は、「30店舗以上のレストラン」です。
旅の醍醐味である食事にも、私たちのリゾートは幅広い楽しみを用意しています。
島の食材である希少な宮古牛や新鮮な魚介、島野菜などを堪能できる店の数は多数。
琉球料理と和食を融合させた「和琉創作」レストランをはじめ、鉄板焼き、イタリアン、ベーカリー、バーなどさまざまな食の楽しみをその日の気分で選ぶことができます。
また、オールディーズライブ&ダイニングやエイサー演舞、三線ライブ、島唄ライブなどを毎日無料で開催している「琉球の風」という沖縄屋台村もございます。

3つ目は、本格的なプレーが楽しめる「ゴルフコース」です。
宮古島南岸、大自然に包まれたシギラベイカントリークラブ。
日本で唯一、すべてのホールから海が見える本格派リゾートコースです。
全体的に起伏のあるホールが多く、戦略的な面白さもあり、海に向かって豪快なティショットが楽しめる名物ホールもあります。上級者からビギナーまで本格的にプレーが楽しめるゴルフコースです。

4つ目は、「リゾートウェディング」です。
リゾート内にはコンセプトの異なる4つのチャペルがあります。
美しい海と雄大な自然に囲まれ、ゆるやかな時間が流れる宮古島で、ラグジュアリーからアットホームなリゾートウエディングが叶います。

どういったお客様がご宿泊されますか?
3月中旬~下旬に海開きをします。
宮古島の中ではシギラビーチが最も早く海開きされます。
この頃は日中は暖かいですが、北風が吹くと少し寒いため、薄手の長袖の気候になります。マリンアクティビティは4月頃から始まり、シュノーケリングやダイビングをされる方が増えてきます。4月~6月頃は、若い女性の友達グループやご夫婦、カップルなど、個人のお客様が多くいらっしゃいます。
シギラセブンマイルズリゾートのホテルセグメントが様々ありますので、友達グループであれば2段ベッドもついた「ホットクロスポイント サンタモニカ」にお泊りいただけますし、富裕層の方でしたら客室にプールやジャグジーのついた全室ツインルームの「ホテル シギラミラージュ」にお泊りいただけます。
ハネムーンやカップルの方は、まさに南国リゾートを体験できる各客室プール付きの「シギラベイサイドスイート アラマンダ」にお泊りいただくことが多いです。
7月~9月が繁忙期となり、ビーチは大勢の人で溢れます。
パラソルや、ビーチ沿いのジャグジー付きの貸切ルームは早々に予約で埋まってしまい、常に空きがない状態です。
10月以降は少しずつ繁忙期も落ち着き、法人の周年旅行の企業団体のご利用やツアーパッケージでの団体旅行の方も入ってこられます。それでも土日は個人のお客様で予約が埋まってしまいます。
11月から3月まではマリンアクティビティでの利用が少なくなるため、閑散期となりますが、逆に12月から3月はゴルフ場のご利用が繁忙期となります。ゴルフをするにはちょうど良い気候で、更に「黄金温泉」で温泉にも入れるため、日本の方だけでなく、韓国の方が大勢いらっしゃいます。韓国ではゴルフ場が少ないことと、冬が日本よりも圧倒的に寒いため、冬は宮古島でゴルフされる方が多いです。
インバウンドについては、ゴルフの利用と直行便があることで、韓国の方が一番多くいらっしゃいます。
直行便があるかどうかがインバウンドの数に大きく影響します。台湾の方は直行便があったりなかったりしますので、宿泊者数は変動します。中国についても直行便がありませんので、それほど利用が多くありません。
世界を回るクルーズ船での到着はありますが、マリンアクティビティでの利用時間もなく、あるとすればお土産屋での利用くらいで宿泊利用もありません。
全体の比率とすれば、国内90%、インバウンド10%と殆ど日本人の方のご利用になります。団体と個人の比率は、個人80%、団体20%でほとんどが個人でのご利用です。

運営で苦労されている点は?
売りでもあり、こだわりでもある「広大なエリアでかつ様々な施設がある」という特徴が、そのまま施設管理に膨大な量として跳ね返ってきます(笑)
これまで電気業者として専門にやってた経験者の方が入社されても、設備カテゴリが多すぎて全体の設備を一通りできるようになるまではかなりの時間を必要とします。初めて設備管理される方の場合はなおさらです。
現在、施設管理を行うメンバーが18名いますが、それでも8ホテル、30店舗の飲食店やその他施設を全て見るにはギリギリの人数です。施設管理部のメンバーが主に施設内の設備を調整し、環境整備部のメンバーが施設外の敷地の植林やインフラ周りを担当しています。
まず苦労している1点目は、海に近いことでの「塩害」です。
どの設備もすぐに錆びてしまいます。特に、各客室の個別エアコンは重耐塩塗装をそれなりの費用をかけて行っても、直ぐにダメになってしまいます。(共用部についてはビル用マルチエアコン(通称ビルマル)で制御しています。)
屋外分電盤も塩害で壊れやすいです。室外機の銅管も塩害でやられてしまうため、台風が過ぎた後は、全て水洗いしなければいけません。台風は風の被害だけでなく、こうした塩害の被害が大きいのです。
次に大変なのが、「水・ポンプ」関連です。
客室ごとにプールやジャグジーがあるため、給水管・排水管・ポンプの数も非常に多いです。水漏れの問題はできるだけ急いで解決しなければいけませんので一番大変です。配管は全て地中に埋まっているため、問題が起きても原因箇所を調べることも一苦労です。木の根が配管を突き破って、そのまま気がづかず、水漏れして初めて気づいたときには大事になっていたインシデントも過去にはあります。

また3つ目に大変なのが、「石灰」問題です。
宮古島は非常に水の乏しい島として有名で、島全体がサンゴ礁が隆起してできた石灰岩からなり、雨が降ってもすぐに石灰岩の気孔から浸透し地下水となってしまいます。
また山も川もなく、水は湧き水か地下水に頼ることになります。
この石灰岩で濾過された地下水を使うため、宮古島の水はミネラルが豊富な硬水になります。
この硬水が設備に悪さをするのです。
ミネラルを豊富に含んだ水(ほぼエビアンと同じ硬度)のため、給湯管などが石灰で白く固まってしまいます。
浴室のカランや蛇口なども固く回りにくくなります。
鏡も吹き上げが甘く水が残っていると白くなってしまいます。
こうした難易度の高い環境の中、日々各ホテルや飲食店舗から電話や、修繕依頼書がメールでひっきりなしに飛んできます。

(写真左から)リウシス 苅谷/南西楽園リゾート 白井取締役/施設部 成瀬部長
総責任者である取締役副社長が、「施設が汚い」「設備に問題が多い」と苦言を呈していました。
そこで、私(白井取締役)にこの問題を何とかしなさいと降ってきました。
一人で施設の全てを見て回るわけにもいけないし…と途方にくれていました。
なんとか良い案がないかと運営企画統括部の杉本部長に相談し、そこから同部署の村上係長がHoteKanを探してきました。
色々なツールを調べてみましたが、一番いいということで使う前から採用することをほぼ決めていました。
他のツールと比べて、圧倒的に分かりやすいUIでオンラインMtgで説明を聞いただけで使い方のイメージが直ぐに湧きました。月額コストも非常にリーズナブルで、早々に使いたいと思いました。
HoteKanを採用いただいた背景は?

HoteKanによる効果はありますか?
(写真)南西楽園リゾート 白井取締役

(写真左から)南西楽園リゾート 白井取締役/施設部 成瀬部長/運営企画統括部 村上係長
施設管理の点で、非常に難易度の高い環境の中、日々各ホテルや飲食店舗から電話や、修繕依頼書がメールで数多く飛んできます。メールも写真がついていなかったり、電話でも「清掃スタッフから又聞きしているので詳細は分かりません。」など、受ける施設管理側としても優先順位付けもしにくく、抜け漏れも発生します。
更に、報告するホテル側もめんどくさくなって、修繕依頼書を書かなくなってしまって、ちょっとした故障や修繕については報告すら上げない、本当に困ったときだけ依頼書を送ってくるという状態になってしまっていました。
修繕依頼書を送る方法ですと、どうしても一方通行でのやり取りとなってしまい、ホテル側も一度送ってしまったら、後は施設管理側の責任で何とかしてくださいという感じになっていました。
正直、施設管理側としては、金額の相談など双方向の行ったり来たりのやり取りをしたかったのが本音でした。
HoteKanを使う事で一つのインシデントに対して、インシデントチャットで双方向にやり取りすることができ、更に最終の「解決」の設定は各ホテルのGM(総支配人)がすることになったので、施設管理に丸投げではなくなり、自分ごととして捉えてくれるようになりました。これまでは、全て施設管理が悪いとなってしまっていました。
HoteKanを使い始めてから1ヵ月もしない内に、「シギラベイサイドスイート アラマンダ」だけで1,000件以上インシデントが入ってきました。これまで修繕依頼書としては書かなかったけれど、気にはなっていたインシデントが全て入ってきたのです。例えば「壁に黒い傷」「バルコニーのペンキ禿げ」などほったらかしだった状態がいっぱいでてきました。施設管理部では、専用チームを作って、スケジュールを作り、まとめてインシデントを解決していっています。
全1,300室の施設状況をどのように見える化するか、今まで管理者はどうなっているのか全部は見えませんでした。
これがHoteKanによって管理者も各ホテルごとに全部見えるようになったのです。
また客室だけでなく、400室もある社員寮の設備管理も非常に大変です。お客様と同じレベル感で設備不良クレームを社員から施設管理部に上がってきます(笑)この社員寮の管理にも活用できるのも非常にありがたいです。
更に、HoteKanによって、各インシデントの「進捗状況」が分かるようになったのは大きいです。部品が調達中で、時間が経つとどうなったのか分からなくなる案件もこれまでは多くありました。
また驚きなのが、清掃スタッフが閑散期の余裕のある時、HoteKanのインシデントを見て、清掃で解決できるものに関しては隙間時間で解決してくれるようになりました。
また、各ホテルのGM(総支配人)がインシデント別に誰が担当かを「ホテル内部」「施設管理部」「外部業者」のタグの中から選択し、責任を持って割り振るようになりました。
結果的に、HoteKanが入った事で施設全体の品質が上がっているのを感じます。
実際にHoteKanをどのように使われていますか?
①客室清掃係が連絡して、フロントスタッフもしくは清掃チーフがHoteKanのインシデントに入力
②GM(総支配人)がインシデント毎にタグ(「ホテル内部」or「施設管理部」対応)を判断
③施設管理部がHoteKanを確認し、現場に直行し解決する。現場に行って直せなそうな時は協力業者に発注
(施設部の方でタグを「協力業者」対応に変更する)
【HoteKan設備】
11:00~
お客様がチェックアウトされた後、清掃スタッフが客室に入り、客室内の設備異常を発見したら、清掃チーフに連絡をする。清掃チーフが現地を確認し、写真を撮影、インシデント入力する。
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11:30~
各ホテルのGM(総支配人)がインシデントを確認し、ホテル内部で対応できるものか、施設管理部に対応してもらう内容かを判断、インシデントにタグ付け(ホテル内部/施設管理部)を行う。

今回インタビューさせて頂いた方

南西楽園リゾート
取締役 白井 勝 様
2018年 株式会社ユニマットプレシャス入社
シギラリゾート営業本部責任者として集客・売上拡大を実行
2020年 株式会社南西楽園リゾート経営管理責任者としてリゾート全体の管理を行う
2025年 株式会社南西楽園リゾート取締役就任
レジャー部門、ゴルフ部門、施設管理、リゾート環境整備を管掌
約140万坪のリゾートシティの施設全体を見える化できる
南西楽園リゾート 取締役 白井 勝 様
シギラセブンマイルズリゾートについて教えてください
今から約40年前は、宮古島は鋭く尖った岩盤がむき出しの岩場や原生林が広がっていました。
そこから土地を開墾し、植物の種や苗木を植え、そこに住む方々との理解を深めながら、自然の形を生かしたリゾートを開発・成長させてきました。世界各地に大規模なリゾートやテーマパークがありますが、私たちはそのようなテーマパークにするつもりはありません。
私たちのリゾートは、美しい花や樹木があり、そこに小鳥や昆虫が集う「自然と共存・共生するリゾート」です。
訪れたお客さまの五感に訴えかけることに注力し、さらにお客様の人生を彩るための必要なアクティビティや音楽、芸術、美容、健康といった多彩なステージでお客さまをおもてなしする、今までにない新しいかたちのリゾートを目指しています。
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海に向けて緩やかに傾斜する大地に広がるシギラセブンマイルズリゾート。
どの場所からも、碧く澄んだ海を眺めることができます。
約140万坪の自然に囲まれた、スケールの大きな休日を楽しむことができます。
専任のバトラーによるオールインクルーシブのラグジュアリーステイから、家族や友人と気ままに過ごせるカジュアルステイまで、壮大な敷地には、旅の目的に合わせた8つのホテルがゆったりと配置されています。
またプライベート感のあるヴィラや、長期滞在向けのレジデンシャルタイプなど、 リラックスして過ごせる多様な客室タイプをそろえています。
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シギラセブンマイルズリゾートのこだわりを教えてください
8つのセグメントの異なるホテルや30店舗以上の飲食店、黄金温泉、マリンアクティビティ、オールディーズライブ&ダイニング、お土産店舗、分譲別荘施設など端から端まで11kmの面積140万坪の広大な「リゾートシティ」がシギラセブンマイルズリゾートの圧倒的な特徴です。
今から40年前に南西楽園リゾートの創業者である髙橋洋二社長が、仕事の忙しさがピークだった時、沖縄本島や久米島、そして宮古島にリラックスできる場所を探していました。
その中で宮古島の上野村を見つけました。上野村では、原生林でしたが南に向かって良いリーフが広がっている場所がありました。そこで、当時砂浜もないガタガタの土地でしたが、一度シギラ(上野村)に住んでみようとなりました。1年経ち、周囲の方々からこのエリアでリゾート施設を作ってほしいという要望を受け、開発を始めました。その際、やるのであれば宮古島で長い歴史をかけて進化し続けるリゾートシティを創り上げていこうとなったのです。
通常は大手不動産ディベロッパーによる開発のように、不動産(箱)を建て、中に入るテナントに関しては様々な事業者の方に入ってもらって、全体のまちづくりを行うことが多いですが、南西楽園リゾートでは全て単独1社で不動産開発からホテル・店舗運営まで行っています。 1社で創り上げることで、看板や外観なども統一性を持たせることができています。
美しい花々に囲まれた非日常性の演出空間、いわば天国のような南西楽園リゾートはまさに「サクラダファミリア」のように、長い年月をかけてそのリゾートシティを積み上げていっています。(40年経ちましたが、まだ最終ゴールの半分も到達していません。)開発項目だけで、現在も100項目以上あり、10年前から継続して造成しているエリアもありますし、企画から直ぐに着工して完成しているもの等、様々な案件が同時に複数動いています。
今後の開発予定として、東京サマーランドさんのようなアミューズメントプールや電車を走らせる計画、道の駅、コンサートホール、東京ビッグサイトのような大型の展示場、更にはカジノ、美術館、ブランドショップなども計画に上がっています。リタイア後のアクティブシニアの方が健康で元気に過ごせる場所としての開発も進めています。
こうした特徴のため、単体の旅館やホテル運営とは大きく異なる発想・立ち位置になっています。
日本では参考にするベンチマーク対象がおらず、ゼロベースでのオリジナルの進め方をしています。
リゾートシティとしてのそれぞれのこだわりはいくつもございます。
1つ目は、「東西11kmの広大な自然と碧く澄んだ海」です。
海辺に立てば、はるか遠くの岬さえも当リゾートの一部であることが分かります。

2つ目は、「30店舗以上のレストラン」です。
旅の醍醐味である食事にも、私たちのリゾートは幅広い楽しみを用意しています。
島の食材である希少な宮古牛や新鮮な魚介、島野菜などを堪能できる店の数は多数。
琉球料理と和食を融合させた「和琉創作」レストランをはじめ、鉄板焼き、イタリアン、ベーカリー、バーなどさまざまな食の楽しみをその日の気分で選ぶことができます。
また、オールディーズライブ&ダイニングやエイサー演舞、三線ライブ、島唄ライブなどを毎日無料で開催している「琉球の風」という沖縄屋台村もございます。

3つ目は、本格的なプレーが楽しめる「ゴルフコース」です。
宮古島南岸、大自然に包まれたシギラベイカントリークラブ。
日本で唯一、すべてのホールから海が見える本格派リゾートコースです。
全体的に起伏のあるホールが多く、戦略的な面白さもあり、海に向かって豪快なティショットが楽しめる名物ホールもあります。上級者からビギナーまで本格的にプレーが楽しめるゴルフコースです。

4つ目は、「リゾートウェディング」です。
リゾート内にはコンセプトの異なる4つのチャペルがあります。
美しい海と雄大な自然に囲まれ、ゆるやかな時間が流れる宮古島で、ラグジュアリーからアットホームなリゾートウエディングが叶います。

どういったお客様がご宿泊されますか?
3月中旬~下旬に海開きをします。
宮古島の中ではシギラビーチが最も早く海開きされます。
この頃は日中は暖かいですが、北風が吹くと少し寒いため、薄手の長袖の気候になります。マリンアクティビティは4月頃から始まり、シュノーケリングやダイビングをされる方が増えてきます。4月~6月頃は、若い女性の友達グループやご夫婦、カップルなど、個人のお客様が多くいらっしゃいます。
シギラセブンマイルズリゾートのホテルセグメントが様々ありますので、友達グループであれば2段ベッドもついた「ホットクロスポイント サンタモニカ」にお泊りいただけますし、富裕層の方でしたら客室にプールやジャグジーのついた全室ツインルームの「ホテル シギラミラージュ」にお泊りいただけます。
ハネムーンやカップルの方は、まさに南国リゾートを体験できる各客室プール付きの「シギラベイサイドスイート アラマンダ」にお泊りいただくことが多いです。
7月~9月が繁忙期となり、ビーチは大勢の人で溢れます。
パラソルや、ビーチ沿いのジャグジー付きの貸切ルームは早々に予約で埋まってしまい、常に空きがない状態です。
10月以降は少しずつ繁忙期も落ち着き、法人の周年旅行の企業団体のご利用やツアーパッケージでの団体旅行の方も入ってこられます。それでも土日は個人のお客様で予約が埋まってしまいます。
11月から3月まではマリンアクティビティでの利用が少なくなるため、閑散期となりますが、逆に12月から3月はゴルフ場のご利用が繁忙期となります。ゴルフをするにはちょうど良い気候で、更に「黄金温泉」で温泉にも入れるため、日本の方だけでなく、韓国の方が大勢いらっしゃいます。韓国ではゴルフ場が少ないことと、冬が日本よりも圧倒的に寒いため、冬は宮古島でゴルフされる方が多いです。
インバウンドについては、ゴルフの利用と直行便があることで、韓国の方が一番多くいらっしゃいます。
直行便があるかどうかがインバウンドの数に大きく影響します。台湾の方は直行便があったりなかったりしますので、宿泊者数は変動します。中国についても直行便がありませんので、それほど利用が多くありません。
世界を回るクルーズ船での到着はありますが、マリンアクティビティでの利用時間もなく、あるとすればお土産屋での利用くらいで宿泊利用もありません。
全体の比率とすれば、国内90%、インバウンド10%と殆ど日本人の方のご利用になります。団体と個人の比率は、個人80%、団体20%でほとんどが個人でのご利用です。

施設管理で苦労されている点は?
売りでもあり、こだわりでもある「広大なエリアでかつ様々な施設がある」という特徴が、そのまま施設管理に膨大な量として跳ね返ってきます(笑)
これまで電気業者として専門にやってた経験者の方が入社されても、設備カテゴリが多すぎて全体の設備を一通りできるようになるまではかなりの時間を必要とします。初めて設備管理される方の場合はなおさらです。
現在、施設管理を行うメンバーが18名いますが、それでも8ホテル、30店舗の飲食店やその他施設を全て見るにはギリギリの人数です。施設管理部のメンバーが主に施設内の設備を調整し、環境整備部のメンバーが施設外の敷地の植林やインフラ周りを担当しています。
まず苦労している1点目は、海に近いことでの「塩害」です。
どの設備もすぐに錆びてしまいます。特に、各客室の個別エアコンは重耐塩塗装をそれなりの費用をかけて行っても、直ぐにダメになってしまいます。(共用部についてはビル用マルチエアコン(通称ビルマル)で制御しています。)
屋外分電盤も塩害で壊れやすいです。室外機の銅管も塩害でやられてしまうため、台風が過ぎた後は、全て水洗いしなければいけません。台風は風の被害だけでなく、こうした塩害の被害が大きいのです。
次に大変なのが、「水・ポンプ」関連です。
客室ごとにプールやジャグジーがあるため、給水管・排水管・ポンプの数も非常に多いです。水漏れの問題はできるだけ急いで解決しなければいけませんので一番大変です。配管は全て地中に埋まっているため、問題が起きても原因箇所を調べることも一苦労です。木の根が配管を突き破って、そのまま気がづかず、水漏れして初めて気づいたときには大事になっていたインシデントも過去にはあります。

(写真左から)リウシス 苅谷/南西楽園リゾート 白井取締役/施設部 成瀬部長
また3つ目に大変なのが、「石灰」問題です。
宮古島は非常に水の乏しい島として有名で、島全体がサンゴ礁が隆起してできた石灰岩からなり、雨が降ってもすぐに石灰岩の気孔から浸透し地下水となってしまいます。
また山も川もなく、水は湧き水か地下水に頼ることになります。
この石灰岩で濾過された地下水を使うため、宮古島の水はミネラルが豊富な硬水になります。
この硬水が設備に悪さをするのです。
ミネラルを豊富に含んだ水(ほぼエビアンと同じ硬度)のため、給湯管などが石灰で白く固まってしまいます。
浴室のカランや蛇口なども固く回りにくくなります。
鏡も吹き上げが甘く水が残っていると白くなってしまいます。
こうした難易度の高い環境の中、日々各ホテルや飲食店舗から電話や、修繕依頼書がメールでひっきりなしに飛んできます。

HoteKanを採用いただいた背景は?
総責任者である取締役副社長が、「施設が汚い」「設備に問題が多い」と苦言を呈していました。
そこで、私(白井取締役)にこの問題を何とかしなさいと降ってきました。
一人で施設の全てを見て回るわけにもいけないし…と途方にくれていました。
なんとか良い案がないかと運営企画統括部の杉本部長に相談し、そこから同部署の村上係長がHoteKanを探してきました。
色々なツールを調べてみましたが、一番いいということで使う前から採用することをほぼ決めていました。
他のツールと比べて、圧倒的に分かりやすいUIでオンラインMtgで説明を聞いただけで使い方のイメージが直ぐに湧きました。月額コストも非常にリーズナブルで、早々に使いたいと思いました。

(写真)南西楽園リゾート 白井取締役
HoteKanによる効果はありますか?
施設管理の点で、非常に難易度の高い環境の中、日々各ホテルや飲食店舗から電話や、修繕依頼書がメールで数多く飛んできます。メールも写真がついていなかったり、電話でも「清掃スタッフから又聞きしているので詳細は分かりません。」など、受ける施設管理側としても優先順位付けもしにくく、抜け漏れも発生します。
更に、報告するホテル側もめんどくさくなって、修繕依頼書を書かなくなってしまって、ちょっとした故障や修繕については報告すら上げない、本当に困ったときだけ依頼書を送ってくるという状態になってしまっていました。
修繕依頼書を送る方法ですと、どうしても一方通行でのやり取りとなってしまい、ホテル側も一度送ってしまったら、後は施設管理側の責任で何とかしてくださいという感じになっていました。
正直、施設管理側としては、金額の相談など双方向の行ったり来たりのやり取りをしたかったのが本音でした。
HoteKanを使う事で一つのインシデントに対して、インシデントチャットで双方向にやり取りすることができ、更に最終の「解決」の設定は各ホテルのGM(総支配人)がすることになったので、施設管理に丸投げではなくなり、自分ごととして捉えてくれるようになりました。これまでは、全て施設管理が悪いとなってしまっていました。
HoteKanを使い始めてから1ヵ月もしない内に、「シギラベイサイドスイート アラマンダ」だけで1,000件以上インシデントが入ってきました。これまで修繕依頼書としては書かなかったけれど、気にはなっていたインシデントが全て入ってきたのです。例えば「壁に黒い傷」「バルコニーのペンキ禿げ」などほったらかしだった状態がいっぱいでてきました。施設管理部では、専用チームを作って、スケジュールを作り、まとめてインシデントを解決していっています。
全1,300室の施設状況をどのように見える化するか、今まで管理者はどうなっているのか全部は見えませんでした。
これがHoteKanによって管理者も各ホテルごとに全部見えるようになったのです。
また客室だけでなく、400室もある社員寮の設備管理も非常に大変です。お客様と同じレベル感で設備不良クレームを社員から施設管理部に上がってきます(笑)この社員寮の管理にも活用できるのも非常にありがたいです。
更に、HoteKanによって、各インシデントの「進捗状況」が分かるようになったのは大きいです。部品が調達中で、時間が経つとどうなったのか分からなくなる案件もこれまでは多くありました。
また驚きなのが、清掃スタッフが閑散期の余裕のある時、HoteKanのインシデントを見て、清掃で解決できるものに関しては隙間時間で解決してくれるようになりました。
また、各ホテルのGM(総支配人)がインシデント別に誰が担当かを「ホテル内部」「施設管理部」「外部業者」のタグの中から選択し、責任を持って割り振るようになりました。
結果的に、HoteKanが入った事で施設全体の品質が上がっているのを感じます。

(写真左から)南西楽園リゾート 白井取締役/施設部 成瀬部長/運営企画統括部 村上係長
実際にHoteKanをどのように使われていますか?
①客室清掃係が連絡して、フロントスタッフもしくは清掃チーフがHoteKanのインシデントに入力
②GM(総支配人)がインシデント毎にタグ(「ホテル内部」or「施設管理部」対応)を判断
③施設管理部がHoteKanを確認し、現場に直行し解決する。現場に行って直せなそうな時は協力 業者に発注
(施設部の方でタグを「協力業者」対応に変更する)
【HoteKan設備】
11:00~
お客様がチェックアウトされた後、清掃スタッフが客室に入り、客室内の設備異常を発見したら、清掃チーフに連絡をする。清掃チーフが現地を確認し、写真を撮影、インシデント入力する。
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11:30~
各ホテルのGM(総支配人)がインシデントを確認し、ホテル内部で対応できるものか、施設管理部に対応してもらう内容かを判断、インシデントにタグ付け(ホテル内部/施設管理部)を行う。

今回インタビューさせて頂いた方

南西楽園リゾート
取締役 白井 勝 様
2018年 株式会社ユニマットプレシャス入社
シギラリゾート営業本部責任者として集客・売上拡大を実行
2020年 株式会社南西楽園リゾート 経営管理責任者としてリゾート全体の管理を行う
2025年 株式会社南西楽園リゾート 取締役就任
レジャー部門、ゴルフ部門、施設管理、リゾート環境整備を管掌


