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ご不明な点などございましたら、

​お気軽にお問い合わせください。

TEL  052-678-6543

受付時間 月曜日〜金曜日 8:00〜20:00

HoteKanで施設管理者とパートナー企業様の品質評価が明確に

奥道後 壱湯の守(海栄RYOKANS)について教えてください

1964年、来島どっくグループが奥道後温泉にあるリゾートホテル「ホテル奥道後」として開業しました。

1967年、名建築家である根津耕一郎(1960年代から70年代を中心に公共建築物から商業施設や住宅まで種類も規模もデザインも実に多様な建物を関西を拠点に数多く設計)が設計し、石手川の渓流に沿う形で本館が建てられました。


風景を生かした建築が特徴的で、全長150mガラス張りのパノラマビューにて石手川の渓谷と正面に見える杉立山の四季折々の自然を建物内で体感することができます。

敷地内で毎分400リットル自噴のPH9.4を誇る良質な自家源泉をふんだんに掛け流した西日本最大級の露天温泉「翠明の湯」があります。道後温泉から北東に4kmほどの場所にて、道後温泉とは泉質も異なります。道後温泉は単純温泉ですが、奥道後は単純硫黄温泉となります。PH9.4とアルカリ源泉で肌もつるつるになります。

山と渓谷に囲まれた自然豊かな立地にて、160室、収容人員350名と比較的大きな旅館となっております。
国内外から多くのお客様がお越しになり、年間7万人ほどのご利用をいただいております。

2012年に海栄館グループになり、2014年に「奥道後 壱湯の守」としてリニューアルオープンしました。
高付加価値なインバウンド観光地づくりを実現し、松山の地域計画で定められた「歴史を紡ぐ街」のビジョンを達成するため改修を進めています。


2024年には別棟として「別邸 坪中川」をオープンしました。

「別邸 坪中川」は、東京赤坂の料亭「中川」(初代は昭和2年に建てられましたが、戦時中の強制疎開で取り壊され、今の「中川」は、昭和26年8月に再建されたもので、昭和57年まで、戦前戦後、軍部・財閥・政界の要人に使われていた建物です。)を1983年に解体、船で運び、移築したものです。移築した後、一棟貸し露天風呂付き宿泊施設に改修し、専用の入り口とヘリポートを新設しました。

建物内の談話室では、著名な文人墨客、歴代首相、高級官僚、財界、軍部最高幹部等が集った場所として写真や逸話が残っています。岸信介、吉田茂、田中角栄、三木武夫、竹下登等の記憶に新しい政治家たちもこの場所、この椅子でそれぞれの意見や主張等を交わしていた事が登場の週刊誌等に掲載されています。表裏一体の昭和という時代、その裏側の独特の世界観の名残りが最も窺える部屋になります。

記念日の宿 海栄RYOKANS 常務 河上 克之 様

奥道後 壱湯の守(海栄RYOKANS)のこだわりを教えてください

奥道後 壱湯の守のこだわりは様々ありますが、大きく4つあるかと思います。

1つ目が、「昭和モダン」の古き良き時代の雰囲気を味わえるところです。
建築家 根津耕一郎の設計による本館は、風景を生かす建築美を表現されています。


4階ロビーの全長150mの大窓からは、石手川の渓谷と杉立山の四季折々の風景を楽しむことができます。
春は桜が満開となり、夏は緑、秋は一面紅葉で絶景です。紅葉シーズンはお客様も多くいらっしゃいます。


開業から月日も経ち、長年の風雪を乗り越えてこそでてくる深い味わいは新しい施設では感じられない魅力です。
ただ古いではなく、クラシックとして人がほっとするような落ち着きを感じるところがあります。

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先ほどのこだわりにもご紹介したように、夏はプール、縁日や花火、冬は焚火などの季節行事や館内の探検スタンプラリーなど開催していることもあり、ご家族連れの皆様によくご利用いただいております。

 

三世代で来られるお客様もいらっしゃいます。

 

国内とインバウンドの比率は、7:3くらいで、その内インバウンドの方は台湾の団体ツアーが70%、残りの30%は韓国の個人でのご利用が多いです。韓国の方はリピーターの方も多く、一度個人で来られた後、ご家族やお友達を連れて再度訪問いただけます。「また来たよ」とフランクにお声がけくださります(笑)


国内ですと、個人のお客様が60%、団体のお客様が40%ほどです。

 

個人ですと、広島から来られる方が一番多く、その次に大阪、愛媛と続きます。意外と県内のお客様にも多くご利用いただいております。団体ツアーですと東京からのお客様も多いです。愛媛県は2次交通が脆弱な部分もあり、移動手段が確保される団体ツアーはまだまだニーズがあります。


春は、杉立山の桜が満開となるので、3月からファミリーや大学生の学生さんなどで繁忙期になります。

最近は若い方も旅行にお金をかける傾向が強く、宿泊料金の高いプランの方が売れる傾向があります。

 

夏は、杉立山の緑とプールなどでGWや夏休みは繁忙期となります。

 

そして秋は紅葉が満開となり、ご年配の方だけでなく、インバウンドの方も多くお越しになられます。

 

冬は通常閑散期となりますが、最近は春節でインバウンドの方で予約が埋まります。

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どういったお客様がご宿泊されますか?

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運営で苦労されている点は?

どこの宿泊施設も同じだと思いますが、やはり「」ですね。


昔と今では、その捉え方も変わってきました。
昔は、単純に「人員が足りない」という苦労でした。


海栄館グループになりグループ代表の意向で、給与ベースも上げていただき、人員としての数は増え、定着率も上がってきました。


一方で、最近は人材の「成長」が課題です。
奥道後 壱湯の守で従事することでスタッフ各人が「成長」することができる、そんな「自走できる仕組み」づくりに取り組んでいます。


HoteKanもその一つの施策で、施設管理の方法が見える化することでマニュアル化できたり、誰がどのように実働しているかが見える化することで人事評価も分かりやすくなります。


評価システムを明確にすることで、究極ほっておいても自走するシステムができつつあります。
また予約管理においては、一部を外部に業務委託として分離することで、適度な緊張感をもって改善してくれているので上手くいっています。

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記念日の宿 海栄RYOKANS
常務 河上 克之 様

2000年 奥道後国際観光株式会社に入社。

フロント、レストランなど現場を一通り経験したのち、各配備の責任者を歴任。

2012年 海栄RYOKANSグループ入りをし、「奥道後壱湯の守」支配人を担当。

2024年から海栄RYOKANS常務を拝命する。

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今回インタビューさせて頂いた方

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HoteKanを採用いただいた背景は?

愛媛県の「デジタル実装加速化プロジェクト」であるトライアングルエヒメの勉強会でHoteKanを知りました。

 

TRY ANGLE EHIME:  https://dx-ehime.jp/


HoteKanの内容を見て、うちでは施設管理のルールがなかったので、これがあれば非常に助かると思いました。


これまでは、故障を清掃スタッフが発見すれば電話で施設管理者に連絡してチェックに行き、また電話で支配人など責任者に決裁を求めるといった感じでしたが、電話のやり取りになると言った言わないもありますし、人によって判断や対応もバラバラとなってしまい、責任者側からすれば非常にストレスでした。


勉強会が終わり次第、すぐに個別に連絡させてもらい、HoteKanのトライアルから開始しました。


トライアングルエヒメのプロジェクトのお陰で、無料のトライアル期間も通常よりも長くとってもらいました。

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HoteKanによる効果はありますか?

HoteKanの利点は様々あります。

1つ目が先ほどもご紹介したように、HoteKanでやり取りしている内容から各施設管理者の働き具合が明確に見える化することです。それにより「人事評価」もしやすくなり、施設管理者もHoteKanでちゃんと報告を上げてくれるようになります。

2つ目が「時間の短縮」です。意外とこれまで大変だったのが、現調の立ち合いです。


パートナー企業様が現調に来る際は、都度支配人が現場に立ち会い、どこがどのような状況かを確認する必要がありました。
例えば壁クロスの剥がれであれば、一緒に見ながら全部写真を撮って、記録していました。


これがHoteKanでインシデントを確認してもらい、動画や画像、客室番号、場所が明確になることで、完全にお任せで現調に立ち会わなくても良くなりました。これによって、管理者クラスの時短に繋がっています。

3つ目に、「保険適用に活用」しやすいことです。


ある大雨の時に色々な箇所で雨漏りが発生し、HoteKanに全て場所と画像をアップしました。
タグで「雨漏り」と検索すれば一発で全て表示されるため、その内容を基に全て保険適用することができ補償を受けることができました。

4つ目に、修繕履歴が残ることで「根本的な修繕に繋げる」ことができます。


HoteKanにインシデントデータが蓄積することで、同じ部屋の同じ事象が起きると、前回の修繕方法が一時的な対処療法だったと気づくことができます。ですので、異なる原因をしっかりと調べなおし、同じ事象が起きないように根本的な修繕対策を検討できます。

5つ目に、「パートナー企業様の金額や品質が見える化」することです。


過去のインシデントデータを基に、給水管の補修ならこのパートナー企業様でいくらくらい、換気扇ならどうか、消防機器はどうだったか等が明確になります。それによって、見積もりの金額や更に施工の品質も明らかになります。

 

確からしい品質で修繕してくれるパートナー企業様を見極めるには、HoteKanで修繕データを記録するのは重要になるかと思います。

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実際にHoteKanをどのように使われていますか?

客室清掃スタッフがHoteKanでインシデントを入力します。

HoteKanで報告を受けた施設管理者が現場に向かいます。その後、自社で修繕できればそのまま修繕、難しければ外部業者に依頼します。そのプロセスを支配人などの管理者がHoteKanで確認します。見積など決裁が必要な内容は管理者が判断します。

【HoteKan設備】

11:00~

お客様がチェックアウトされた後、清掃スタッフが客室に入り、客室内の設備異常を発見し、HoteKanに入力。

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11:30~

施設管理課が現場に駆けつけて、直ぐに修繕できるものはその場で行う。
​外部業者さんに依頼が必要な場合は、HoteKanのインシデントのチャットで管理者に共有し、依頼をする。
​修繕完了後、HoteKanに解決内容を入力し、支配人もしくは副支配人の方で「未解決」から「解決済」にインシデントを変更する。

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2つ目が、「お肌つるつる」のアルカリ性の温泉です。


ロケーションとしては、道後温泉の市内からすぐそばにも関わらず、喧騒から離れ自然に囲まれた静かな場所で源泉かけ流しの温泉を味わうことができます。PH9.4とアルカリ性の源泉でお肌もつるつるになります。

 

露天風呂の「翠明の湯」は西日本最大級です。三寿の湯と呼ばれる3つの浴槽、大湯と呼ばれるメインの半円形の浴槽、渓流そばの自然満喫の湯岩場、マイクロバブルの湯絹の湯、更にジャグジーつきの寝湯があります。露天風呂以外にサウナと内風呂の玉肌の湯もあります。

3つ目が、大型施設であることを生かした様々なシーンでご利用いただける準備があります。


例えば、夏は「冷泉プール」です。冷泉とは34℃以下の温泉をいいます。水着や浮き輪、ビーチボールなどもご用意しています。かき氷も販売しています。更に、卓球場や縁日のイベント、キッズルームなど、お子様連れのご家族が安心して楽しんでいただけます。


また、クラシックなメインロビーや湯の山図書館、奥道後歴史記念館、ラウンジ・洋酒ミュージアム、プロの美術商がセレクトしたねじまき百貨店ショールーム、更に「ピアノの生演奏」が聞けるナイトバーなど大人が楽しめる空間も多数ご用意しております。

 

本館から別邸側に移動し、枯山水の庭園を見ながらのお食事もでき、幅広い年齢層の方々に楽しんでいただけております。

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4つ目が、海栄館グループとしても掲げる「記念日の宿」です。


それぞれの記念日、例えば結婚記念日や誕生日、付き合って何年目、入学のお祝い、長寿祝いなど、人生の節目となる日にお祝いする宿として力を入れております。事前に記念日の内容をお聞きして、それぞれに合わせたプランを企画します。各部門(料理人、フロント、案内係など)の記念日コンシェルジュが企画し提案します。


具体的には、デザートプレートを作成したり、写真を撮って翌日ポストカードをお渡ししたり、プロポーズの際は食事をしてもらっている間に客室の準備を行い、プレゼントと手紙をセット、成功すればそのままお祝いに客室に駆けつけています。

 

毎日数件は記念日プランを実施しております。

全長150mのガラス張りからの一面の紅葉

「人が育つ仕組みをつくりたい」と河上常務

HoteKanで施設管理者とパートナー企業様の品質評価が明確に

記念日の宿 海栄RYOKANS 常務 河上 克之 様

奥道後 壱湯の守(海栄RYOKANS)について教えてください

1964年、来島どっくグループが奥道後温泉にあるリゾートホテル「ホテル奥道後」として開業しました。

1967年、名建築家である根津耕一郎(1960年代から70年代を中心に公共建築物から商業施設や住宅まで種類も規模もデザインも実に多様な建物を関西を拠点に数多く設計)が設計し、石手川の渓流に沿う形で本館が建てられました。


風景を生かした建築が特徴的で、全長150mガラス張りのパノラマビューにて石手川の渓谷と正面に見える杉立山の四季折々の自然を建物内で体感することができます。

敷地内で毎分400リットル自噴のPH9.4を誇る良質な自家源泉をふんだんに掛け流した西日本最大級の露天温泉「翠明の湯」があります。道後温泉から北東に4kmほどの場所にて、道後温泉とは泉質も異なります。道後温泉は単純温泉ですが、奥道後は単純硫黄温泉となります。PH9.4とアルカリ源泉で肌もつるつるになります。

山と渓谷に囲まれた自然豊かな立地にて、160室、収容人員350名と比較的大きな旅館となっております。
国内外から多くのお客様がお越しになり、年間7万人ほどのご利用をいただいております。

2012年に海栄館グループになり、2014年に「奥道後 壱湯の守」としてリニューアルオープンしました。
高付加価値なインバウンド観光地づくりを実現し、松山の地域計画で定められた「歴史を紡ぐ街」のビジョンを達成するため改修を進めています。


2024年には別棟として「別邸 坪中川」をオープンしました。

「別邸 坪中川」は、東京赤坂の料亭「中川」(初代は昭和2年に建てられましたが、戦時中の強制疎開で取り壊され、今の「中川」は、昭和26年8月に再建されたもので、昭和57年まで、戦前戦後、軍部・財閥・政界の要人に使われていた建物です。)を1983年に解体、船で運び、移築したものです。移築した後、一棟貸し露天風呂付き宿泊施設に改修し、専用の入り口とヘリポートを新設しました。

建物内の談話室では、著名な文人墨客、歴代首相、高級官僚、財界、軍部最高幹部等が集った場所として写真や逸話が残っています。岸信介、吉田茂、田中角栄、三木武夫、竹下登等の記憶に新しい政治家たちもこの場所、この椅子でそれぞれの意見や主張等を交わしていた事が登場の週刊誌等に掲載されています。表裏一体の昭和という時代、その裏側の独特の世界観の名残りが最も窺える部屋になります。

外観1.jpg

奥道後 壱湯の守(海栄RYOKANS)のこだわりを教えてください

奥道後 壱湯の守のこだわりは様々ありますが、大きく4つあるかと思います。

1つ目が、「昭和モダン」の古き良き時代の雰囲気を味わえるところです。
建築家 根津耕一郎の設計による本館は、風景を生かす建築美を表現されています。


4階ロビーの全長150mの大窓からは、石手川の渓谷と杉立山の四季折々の風景を楽しむことができます。
春は桜が満開となり、夏は緑、秋は一面紅葉で絶景です。紅葉シーズンはお客様も多くいらっしゃいます。


開業から月日も経ち、長年の風雪を乗り越えてこそでてくる深い味わいは新しい施設では感じられない魅力です。
ただ古いではなく、クラシックとして人がほっとするような落ち着きを感じるところがあります。

館内②.jpg

2つ目が、「お肌つるつる」のアルカリ性の温泉です。


ロケーションとしては、道後温泉の市内からすぐそばにも関わらず、喧騒から離れ自然に囲まれた静かな場所で源泉かけ流しの温泉を味わうことができます。PH9.4とアルカリ性の源泉でお肌もつるつるになります。

 

露天風呂の「翠明の湯」は西日本最大級です。三寿の湯と呼ばれる3つの浴槽、大湯と呼ばれるメインの半円形の浴槽、渓流そばの自然満喫の湯岩場、マイクロバブルの湯絹の湯、更にジャグジーつきの寝湯があります。露天風呂以外にサウナと内風呂の玉肌の湯もあります。

3つ目が、大型施設であることを生かした様々なシーンでご利用いただける準備があります。


例えば、夏は「冷泉プール」です。冷泉とは34℃以下の温泉をいいます。水着や浮き輪、ビーチボールなどもご用意しています。かき氷も販売しています。更に、卓球場や縁日のイベント、キッズルームなど、お子様連れのご家族が安心して楽しんでいただけます。


また、クラシックなメインロビーや湯の山図書館、奥道後歴史記念館、ラウンジ・洋酒ミュージアム、プロの美術商がセレクトしたねじまき百貨店ショールーム、更に「ピアノの生演奏」が聞けるナイトバーなど大人が楽しめる空間も多数ご用意しております。

 

本館から別邸側に移動し、枯山水の庭園を見ながらのお食事もでき、幅広い年齢層の方々に楽しんでいただけております。

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4つ目が、海栄館グループとしても掲げる「記念日の宿」です。


それぞれの記念日、例えば結婚記念日や誕生日、付き合って何年目、入学のお祝い、長寿祝いなど、人生の節目となる日にお祝いする宿として力を入れております。事前に記念日の内容をお聞きして、それぞれに合わせたプランを企画します。各部門(料理人、フロント、案内係など)の記念日コンシェルジュが企画し提案します。


具体的には、デザートプレートを作成したり、写真を撮って翌日ポストカードをお渡ししたり、プロポーズの際は食事をしてもらっている間に客室の準備を行い、プレゼントと手紙をセット、成功すればそのままお祝いに客室に駆けつけています。

 

毎日数件は記念日プランを実施しております。

記念日.jpg

どういったお客様がご宿泊されますか?

先ほどのこだわりにもご紹介したように、夏はプール、縁日や花火、冬は焚火などの季節行事や館内の探検スタンプラリーなど開催していることもあり、ご家族連れの皆様によくご利用いただいております。

 

三世代で来られるお客様もいらっしゃいます。

 

国内とインバウンドの比率は、7:3くらいで、その内インバウンドの方は台湾の団体ツアーが70%、残りの30%は韓国の個人でのご利用が多いです。韓国の方はリピーターの方も多く、一度個人で来られた後、ご家族やお友達を連れて再度訪問いただけます。「また来たよ」とフランクにお声がけくださります(笑)


国内ですと、個人のお客様が60%、団体のお客様が40%ほどです。

 

個人ですと、広島から来られる方が一番多く、その次に大阪、愛媛と続きます。意外と県内のお客様にも多くご利用いただいております。団体ツアーですと東京からのお客様も多いです。愛媛県は2次交通が脆弱な部分もあり、移動手段が確保される団体ツアーはまだまだニーズがあります。


春は、杉立山の桜が満開となるので、3月からファミリーや大学生の学生さんなどで繁忙期になります。

最近は若い方も旅行にお金をかける傾向が強く、宿泊料金の高いプランの方が売れる傾向があります。

 

夏は、杉立山の緑とプールなどでGWや夏休みは繁忙期となります。

 

そして秋は紅葉が満開となり、ご年配の方だけでなく、インバウンドの方も多くお越しになられます。

 

冬は通常閑散期となりますが、最近は春節でインバウンドの方で予約が埋まります。

紅葉.jpg

運営で苦労されている点は?

どこの宿泊施設も同じだと思いますが、やはり「」ですね。


昔と今では、その捉え方も変わってきました。
昔は、単純に「人員が足りない」という苦労でした。


海栄館グループになりグループ代表の意向で、給与ベースも上げていただき、人員としての数は増え、定着率も上がってきました。


一方で、最近は人材の「成長」が課題です。
奥道後 壱湯の守で従事することでスタッフ各人が「成長」することができる、そんな「自走できる仕組み」づくりに取り組んでいます。


HoteKanもその一つの施策で、施設管理の方法が見える化することでマニュアル化できたり、誰がどのように実働しているかが見える化することで人事評価も分かりやすくなります。


評価システムを明確にすることで、究極ほっておいても自走するシステムができつつあります。
また予約管理においては、一部を外部に業務委託として分離することで、適度な緊張感をもって改善してくれているので上手くいっています。

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HoteKanを採用いただいた背景は?

愛媛県の「デジタル実装加速化プロジェクト」であるトライアングルエヒメの勉強会でHoteKanを知りました。

 

TRY ANGLE EHIME:  https://dx-ehime.jp/


HoteKanの内容を見て、うちでは施設管理のルールがなかったので、これがあれば非常に助かると思いました。


これまでは、故障を清掃スタッフが発見すれば電話で施設管理者に連絡してチェックに行き、また電話で支配人など責任者に決裁を求めるといった感じでしたが、電話のやり取りになると言った言わないもありますし、人によって判断や対応もバラバラとなってしまい、責任者側からすれば非常にストレスでした。


勉強会が終わり次第、すぐに個別に連絡させてもらい、HoteKanのトライアルから開始しました。


トライアングルエヒメのプロジェクトのお陰で、無料のトライアル期間も通常よりも長くとってもらいました。

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記念日の宿 海栄RYOKANS 河上克之 常務

HoteKanによる効果はありますか?

HoteKanの利点は様々あります。

1つ目が先ほどもご紹介したように、HoteKanでやり取りしている内容から各施設管理者の働き具合が明確に見える化することです。それにより「人事評価」もしやすくなり、施設管理者もHoteKanでちゃんと報告を上げてくれるようになります。

2つ目が「時間の短縮」です。意外とこれまで大変だったのが、現調の立ち合いです。


パートナー企業様が現調に来る際は、都度支配人が現場に立ち会い、どこがどのような状況かを確認する必要がありました。
例えば壁クロスの剥がれであれば、一緒に見ながら全部写真を撮って、記録していました。


これがHoteKanでインシデントを確認してもらい、動画や画像、客室番号、場所が明確になることで、完全にお任せで現調に立ち会わなくても良くなりました。これによって、管理者クラスの時短に繋がっています。

3つ目に、「保険適用に活用」しやすいことです。


ある大雨の時に色々な箇所で雨漏りが発生し、HoteKanに全て場所と画像をアップしました。
タグで「雨漏り」と検索すれば一発で全て表示されるため、その内容を基に全て保険適用することができ補償を受けることができました。

4つ目に、修繕履歴が残ることで「根本的な修繕に繋げる」ことができます。


HoteKanにインシデントデータが蓄積することで、同じ部屋の同じ事象が起きると、前回の修繕方法が一時的な対処療法だったと気づくことができます。ですので、異なる原因をしっかりと調べなおし、同じ事象が起きないように根本的な修繕対策を検討できます。

5つ目に、「パートナー企業様の金額や品質が見える化」することです。


過去のインシデントデータを基に、給水管の補修ならこのパートナー企業様でいくらくらい、換気扇ならどうか、消防機器はどうだったか等が明確になります。それによって、見積もりの金額や更に施工の品質も明らかになります。

 

確からしい品質で修繕してくれるパートナー企業様を見極めるには、HoteKanで修繕データを記録するのは重要になるかと思います。

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実際にHoteKanをどのように使われていますか?

客室清掃スタッフがHoteKanでインシデントを入力します。

HoteKanで報告を受けた施設管理者が現場に向かいます。その後、自社で修繕できればそのまま修繕、難しければ外部業者に依頼します。そのプロセスを支配人などの管理者がHoteKanで確認します。見積など決裁が必要な内容は管理者が判断します。

【HoteKan設備】

11:00~

お客様がチェックアウトされた後、清掃スタッフが客室に入り、客室内の設備異常を発見し、HoteKanに入力。

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​客室清掃担当者がインシデント入力

11:30~

施設管理課が現場に駆けつけて、直ぐに修繕できるものはその場で行う。
​外部業者さんに依頼が必要な場合は、HoteKanのインシデントのチャットで管理者に共有し、依頼をする。
​修繕完了後、HoteKanに解決内容を入力し、支配人もしくは副支配人の方で「未解決」から「解決済」にインシデントを変更する。

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今回インタビューさせて頂いた方

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記念日の宿 海栄RYOKANS
常務 河上 克之 様
 

2000年 奥道後国際観光株式会社に入社。

フロント、レストランなど現場を一通り経験したのち、各配備の責任者を歴任。

2012年 海栄RYOKANSグループ入りをし、「奥道後壱湯の守」支配人を担当。

2024年から海栄RYOKANS常務を拝命する。

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