道後温泉でHoteKan知見共有会を開催しました
2024.11.20
2024年11月20日(水)に「宿泊施設の維持管理についての知見共有会」を愛媛県道後温泉にあるホテル椿館にて開催いたしました。この勉強会は、愛媛県のデジタル実装加速化プロジェクト「トライアングルエヒメ」を通じて、HoteKanの活用方法や修繕のノウハウを皆さんで共有するイベントです。
オンラインと愛媛県とを繋いで、下記の皆様にご登壇いただきました。
登壇者情報
【愛媛(道後)】
・道後hakuro 宮野弘 取締役支配人
・奥道後 壱湯の守 河上克之 代表取締役社長
・大和屋本店 村松一哉 施設管理課 主任
【オンライン】
・湯元舘(滋賀県) 三浦魁斗 支配人
・湯本富士屋ホテル(神奈川県) 秋山敏之 副支配人
・稲取東海ホテル湯苑(静岡県) 瀧大輔 代表取締役
・千の杜(三重県) 百合正樹 施設長
当日はオンライン、現地含めて50名を超える参加者となり、椅子が足りずに立ち見でのご参加者も多くいらっしゃいました。
宝荘グループの宮﨑光彦社長から開会の挨拶があり、「宿泊業は施設管理が命」であることを改めて示して頂きました。その後、オンラインで湯元舘、湯本富士屋ホテル、稲取東海ホテル湯苑、千の杜の施設管理を代表する方から、自社ならではのHoteKanの活用方法や実際におきる設備の故障(インシデント)の事例をお話いただきました。
湯元舘では、誰でもHoteKanを入れれるようにすることで、修繕の対応をスピーディに行いつつ、誰が入れたかをしっかりと明記することで、その後を引き継ぐ営繕や施設管理の方が最終確認できるようにする等工夫をされていました。
湯本富士屋ホテルでは、これまで異常の発見から報告・共有・相談・稟議まで、非常に時間がかかっていて、富士屋ホテル本社に稟議を上げる内容の場合は、発見から数日は経過した状態になっていることが多かったようです。それがHoteKanで本社まで直ぐに共有ができるのは非常に時間短縮できている事をお話いただきました。
稲取東海ホテル湯苑では、修繕の協力業者も30名ほどHoteKanに参加していることで、インシデント毎にゲスト登録の業者をあてがい、直ぐに修繕とその報告が上がります。客室係のスタッフも少しずつ、HoteKanの入力や活用に慣れてきたとのことでした。
千の杜では、広大な敷地の中に4つの施設を持つ旅館群のため、幅広く動きながら管理をしなければいけません。HoteKanを活用し、今は修繕データをひたすら蓄積していくことですが、今後そのデータをどのように活かしていくかを検討したいとお話いただきました。
後半は、愛媛県の道後温泉の皆様に現地でご登壇いただきました。
道後hakuroでは、まだ築浅で大きな修繕の必要はないとはいえ、テレビのエラーや備品の故障、空調の臭いなど頻繁に発生するものもあるとのことです。これまでは、その場しのぎで対処してきたものも、HoteKanでいくつも同じ事例が蓄積されてくると、「冷静になって根本原因を考える」機会をもつことができたとお話いただきました。
奥道後 壱湯の守では、築50年という設備や施設のメンテナンスが必須の日々の中、HoteKanを活用するようになり、3つの点で効果があるとお話いただきました。一つは、施設管理の方の評価が客観的にできるようになったこと。二つ目は、修繕状況に応じて部屋ランクをA/B/C/Dと分け、販売調整できるようになったこと。3つ目が、写真や日時などがBefore/Afterで残るため、CSVデータで吐き出して、まとめて保険申請できるようになったことです。まさに「眼から鱗」な具体的な活用方法をお聞きすることができました。
大和屋本店では、施設管理長としてHoteKanでの管理は非常に重要と判断、導入いただきました。畳や襖、障子などの修繕が多いですが、今後大きな設備改修において、経営層の方にもHoteKanに入ってもらい、施設の状態さらにどのようにハードとしての魅力を上げていくかを一緒に考えてもらえると嬉しいとお話いただきました。
そして、最後にCHIASMA FACTORYの辻真悟社長から実際のHoteKanに蓄積されたインシデント(修繕)データをBIMに取り込み、3Dビュー表示で色分けしたマッピングを発表いただきました。どの部分の空調で異音がしているか、テレビエラーがどのフロアで多く発生しているか等が視覚的に直ぐに確認できます。今後、HoteKanのインシデントデータ活用のアウトプットとして、BIMでの3Dビューも検討したいと考えております。
参加された宿泊事業者の皆様が真剣にメモを取りながら、自身の施設でどのように活用するかを検討されている様子が印象的でした。また来年2月にテーマを設けた勉強会を開催できればと考えております。
2024.11.20
道後温泉でHoteKan知見共有会を開催しました
2024年11月20日(水)に「宿泊施設の維持管理についての知見共有会」を愛媛県道後温泉にあるホテル椿館にて開催いたしました。この勉強会は、愛媛県のデジタル実装加速化プロジェクト「トライアングルエヒメ」を通じて、HoteKanの活用方法や修繕のノウハウを皆さんで共有するイベントです。
オンラインと愛媛県とを繋いで、下記の皆様にご登壇いただきました。
登壇者情報
【愛媛(道後)】
・道後hakuro 宮野弘 取締役支配人
・奥道後 壱湯の守 河上克之 代表取締役社長
・大和屋本店 村松一哉 施設管理課 主任
【オンライン】
・湯元舘(滋賀県) 三浦魁斗 支配人
・湯本富士屋ホテル(神奈川県) 秋山敏之 副支配人
・稲取東海ホテル湯苑(静岡県) 瀧大輔 代表取締役
・千の杜(三重県) 百合正樹 施設長
当日はオンライン、現地含めて50名を超える参加者となり、椅子が足りずに立ち見でのご参加者も多くいらっしゃいました。
宝荘グループの宮﨑光彦社長から開会の挨拶があり、「宿泊業は施設管理が命」であることを改めて示して頂きました。その後、オンラインで湯元舘、湯本富士屋ホテル、稲取東海ホテル湯苑、千の杜の施設管理を代表する方から、自社ならではのHoteKanの活用方法や実際におきる設備の故障(インシデント)の事例をお話いただきました。
湯元舘では、誰でもHoteKanを入れれるようにすることで、修繕の対応をスピーディに行いつつ、誰が入れたかをしっかりと明記することで、その後を引き継ぐ営繕や施設管理の方が最終確認できるようにする等工夫をされていました。
湯本富士屋ホテルでは、これまで異常の発見から報告・共有・相談・稟議まで、非常に時間がかかっていて、富士屋ホテル本社に稟議を上げる内容の場合は、発見から数日は経過した状態になっていることが多かったようです。それがHoteKanで本社まで直ぐに共有ができるのは非常に時間短縮できている事をお話いただきました。
稲取東海ホテル湯苑では、修繕の協力業者も30名ほどHoteKanに参加していることで、インシデント毎にゲスト登録の業者をあてがい、直ぐに修繕とその報告が上がります。客室係のスタッフも少しずつ、HoteKanの入力や活用に慣れてきたとのことでした。
千の杜では、広大な敷地の中に4つの施設を持つ旅館群のため、幅広く動きながら管理をしなければいけません。HoteKanを活用し、今は修繕データをひたすら蓄積していくことですが、今後そのデータをどのように活かしていくかを検討したいとお話いただきました。
後半は、愛媛県の道後温泉の皆様に現地でご登壇いただきました。
道後hakuroでは、まだ築浅で大きな修繕の必要はないとはいえ、テレビのエラーや備品の故障、空調の臭いなど頻繁に発生するものもあるとのことです。これまでは、その場しのぎで対処してきたものも、HoteKanでいくつも同じ事例が蓄積されてくると、「冷静になって根本原因を考える」機会をもつことができたとお話いただきました。
奥道後 壱湯の守では、築50年という設備や施設のメンテナンスが必須の日々の中、HoteKanを活用するようになり、3つの点で効果があるとお話いただきました。一つは、施設管理の方の評価が客観的にできるようになったこと。二つ目は、修繕状況に応じて部屋ランクをA/B/C/Dと分け、販売調整できるようになったこと。3つ目が、写真や日時などがBefore/Afterで残るため、CSVデータで吐き出して、まとめて保険申請できるようになったことです。まさに「眼から鱗」な具体的な活用方法をお聞きすることができました。
大和屋本店では、施設管理長としてHoteKanでの管理は非常に重要と判断、導入いただきました。畳や襖、障子などの修繕が多いですが、今後大きな設備改修において、経営層の方にもHoteKanに入ってもらい、施設の状態さらにどのようにハードとしての魅力を上げていくかを一緒に考えてもらえると嬉しいとお話いただきました。
そして、最後にCHIASMA FACTORYの辻真悟社長から実際のHoteKanに蓄積されたインシデント(修繕)データをBIMに取り込み、3Dビュー表示で色分けしたマッピングを発表いただきました。どの部分の空調で異音がしているか、テレビエラーがどのフロアで多く発生しているか等が視覚的に直ぐに確認できます。今後、HoteKanのインシデントデータ活用のアウトプットとして、BIMでの3Dビューも検討したいと考えております。
参加された宿泊事業者の皆様が真剣にメモを取りながら、自身の施設でどのように活用するかを検討されている様子が印象的でした。また来年2月にテーマを設けた勉強会を開催できればと考えております。